しまなみ海道銀輪パラダイスの帰りに、サンライズ出雲に乗車してきたので、サイクリストの視点からサンライズ出雲を評価してみる。
サンライズ出雲
食事をすると尾道ではやることもないので、サンライズ出雲に乗るため倉敷に向かう。倉敷では待つ事3時間、22時過ぎにサンライズ出雲が到着。普通に新幹線で帰っていれば、もうすぐ東京駅に着いてしまうくらいの待ち時間。
最初は観光のための時間が確保できたと喜んでいたが、尾道では観光施設も店も8時頃にはほとんど閉まってしまう。
そのため、復路についていえばあまりメリットはなさそうに見えるが、尾道駅からぽっぽの湯と尾道みなと館という温泉施設ができており、サイクリスト的には一汗流してから帰るという選択肢があることが分かった。
車内設備
車内は洗面所があるので、朝起きて顔を洗うなどはできる。
さらにシャワーカードを買えばシャワーも浴びれるため、運動後に汗を流すことができるなど、結構充実した設備。ただし、タオルは持参する必要があり、自分は持ってきていないため諦める。
他にも喫茶スペースがあるのだが、これによりほとんど車内に通路以外のスペースがない状態になっている。そのため、自転車輪行だと個室外に自転車を置くスペースはなくなっている。
予約できていたのはのはB寝台の「ソロ」の1階。完全個室で、ドアは鍵がかかる。ついでにドアに鏡もついている。
外からは番号で施錠可能で、防犯はバッチリ。
自転車の収納
自転車の収納については、1階個室(奇数番号の部屋)は入口のスペースがあるため、自分のドマーネ58サイズでも縦置きでハンドルを外すことでギリギリ入った。ただし、自転車をまたがないと出入りができなくなるような状況だった。
なお、2階席はこのスペースが階段になっているため、自転車を置く場所がないため、自転車輪行で個室の場合は1階席の確保が必須だと思う。
また、前述の通り廊下などは狭く、他に自転車を置いておけそうな場所は見当たらない。
寝台の状況
ベッドの広さは寝返りを打つスペースがないくらいの幅。ただし、縦はそれなりにあるので、身長190cm以上とかでなければ問題ない。以前乗った「はまなす」のB寝台は縦も短かったが、それに比べれば快適な環境。
残念ながら線路の音がうるさいのは避けられず、時々特に大きい音がするので、NCヘッドセットつけても熟睡できる環境ではなかった。
まとめ
自転車輪行の場合は、ソロ2階席を除けば他の人に気を付かわずにすむのが新幹線と比較した場合のメリットかと。後は往路なら尾道に8時前、今治でも9時30分に着けること。
次回は往路に乗ってみたいと思った。