年末年始の休暇を利用して、冬の北海道へ行ってみたい。そうは思っても、年末年始、特に大晦日や元旦、3が日となると、大抵の観光施設はやっていないし、特に大晦日の夜と元旦営業の飲食店はあまりなく、食事難民に陥ったりするのも心配だったりするので、その辺を解消する方法を実体験を元にまとめてみた。
1.北海道のどこへ行くべきか
年末年始ということを考えると、札幌及びその周辺に行くか、温泉地でゆっくり過ごすかの二択なので、観光メインで考えた場合、札幌一択かと。(大都市ですら、開店している飲食店は少ないので)
ということで、札幌を拠点に宿泊する想定で書いていく。
2.大晦日(年末)の観光
北海道といえば新鮮な魚介類をイメージする人も多いかと。が、基本的に漁は日曜と年始は休みです。地域によって差はあるが、あまり3が日に漁をしているところはないかと。(実際、札幌周辺はやっていないようです)
となると、年末年始に北海道へ旅行に行った場合、新鮮な魚介類を食べるには年末のうちに行っておく必要があるということ。
なので、年末に行っておくべき観光地としては、小樽が一番のおすすめ。
小樽は、大晦日でも観光にはほとんど問題ないが寿司屋にこだわる人は30日までに行った方が良いと思う。なぜなら、寿司屋だけがすでに休みに入っていたり、予約者の持ち帰りのみに対応していたりで限られた店しかやっていない。なので、店探しが大変だし、昼食時はすごく混雑する。
下の記事はその時の様子。
ルタオ本店とか、その他の店は普通にやってた。
3.大晦日の食事
大晦日は日中はほとんどの飲食店がやっているけど、閉店時間が5時から6時頃と非常に早いため、夕食難民に陥る可能性が高い。最悪大手ファーストフートチェーンと思っても、それすらやっていなかったりする。
が、札幌市街地では札幌ラーメンの有名店の「けやき」が夕食時間帯までやっていた。
スープ単体としては美味しいが、少し薄味のため好みは分かれるかと思われる。
4.元旦の観光
観光地も飲食店も元旦はほとんどやってない。その中で行くべき場所は温泉街。なぜなら温泉街は旅館中心で年末年始は宿泊客で繁盛している=日帰り温泉も飲食店もやっているから。
遠出して登別温泉とか洞爺湖温泉という選択肢もあるが、札幌近郊では定山渓温泉がある。一泊するのが理想だと思うが、別に日帰りで問題なし。
レンタカー借りていくことが多いと思うので積雪状況がきになるところだが、札幌ー定山渓間は積雪が行き届いているだけでなく道路にヒーターが設置されているようで、道路上には雪はほとんどなく雪道の経験がなくても大した問題はない。
あと、もう一つは白い恋人パーク。お土産を買いに行くついでといった感じだと思うが、ここは年中無休なので元旦のちょっとした暇つぶしにはちょうど良い感じ。
他には大倉山のジャンプ台とか、羊ヶ丘公園(クラーク博士の銅像のあるところ)なんかも候補かと。
5.元旦の夜の食事
昼は温泉街で食事するとして、あとは夕食をどうするか。ファーストフードチェーンは空いてたりするが、それもなんだし、結構観光客っぽい人たちで混んでたりする。
で、元旦の一番のおすすめは大晦日以外は通常営業のサッポロビール園。(大晦日は休業の様子)
もっとも夕食時間帯は予約でいっぱいのようなので、事前に予約しておくのがおすすめ。自分は当日夕方になってようやく予約したところ、20時過ぎならOKという状況だった。
アルコール飲み放題は必須ではないので、酒が飲めなくても問題なし。
6.3が日の観光
1月2日になると、旭川の旭山動物園が営業開始する。札幌からは200km離れているので、電車でもバスでも結構遠いが。(あと旭川の道路は大通りでも凍りついてる)
他には登別温泉とか。温泉は滝乃家がおすすめ。まあ、登別はどこいってもバブル臭(80年代のバブル景気の名残)がするけど。(旭川と違って、雪道の心配はほぼない)
あと、意外とおすすめは美瑛、富良野だったりする。特に天気が良い日に雪の丘が一面に広がる景色は素晴らしいので、オススメできる。
ちなみに、車で行くと旭川のさらに先(往復6時間くらい)に行くことになるので、電車がおすすめ。
ただし、有名な青い池はこの時期に行くと、雪に埋もれているため物好きな人以外にはオススメしない。
7.3が日の食事
1月2日はデパートの初売りもあり、札幌市街地の飲食店はほぼ通常営業のため、これ以降食事に困ることはないはず。ただし、漁が休みのため、魚介類はどれも冷凍物だということだけは覚えておいた方が良い。
魚介類は年末のうちに食べ尽くして、年始は札幌ラーメン、ジンギスカン、スープカレーといったものを選択するのが賢いかと。