秋の吉野山に行ってきた

秋の一目千本 奈良
秋の一目千本
この記事は約3分で読めます。

秋の奈良旅行2日目。ひとまず、昨日散策のみに終わった興福寺へ再訪。

興福寺の再建中の本堂
興福寺の再建中の本堂

興福寺は、藤原鎌足、不比等の時代に建立されたが、火災や廃仏毀釈により建物はほとんど喪失してしまったらしい。そのためいまも再建途中で、こんな感じ(前日の写真)で工事中や発掘途中のところが残っている。

反面、全国の国宝仏像の15%を所持、重要文化財も含めると、50点以上の仏像を所持している仏像の宝庫とのことなので、しっから拝観させてもらうことにし、まずは特別公開中の北円堂へ行った。中は撮影禁止のため建物だけ撮っておいた。

北円堂
北円堂

その後、国宝館へ行く。火災の影響か経年劣化によるものか不明だが、損傷の激しい仏像もあったが、千手観音像とか阿修羅像、十二神将像など、見応えのある仏像が多数安置されていた。

続いて吉野山へ向かうことにし、近鉄奈良駅から吉野駅に向けて出発する。吉野は奈良から結構離れていて、電車に揺られること、およそ2時間。ようやく吉野駅に到着する。

吉野駅
吉野駅

吉野駅前はこんな感じで、すぐ目の前にロープウェイの駅がある。

吉野駅前
吉野駅前

自分はロープウェイには乗らず、持ってきた自転車で七曲坂を登ることにする。

七曲坂の看板
七曲坂の看板

が、坂が思った以上に急で、内装3速のブロンプトンでは厳しいことに気づく。そのため途中から押して歩くことにする。

七曲坂
七曲坂

坂を登りきると、金峰山寺と反対側に駐車場があるため、そこに自転車を置いて歩いて散策することにする。

少し歩いたところで、国宝である金峰山寺の仁王門に到着。が、工事中。

金峯山寺の仁王門
金峯山寺の仁王門

門をくぐりそのまま進み、本堂の蔵王堂に到着。ここでは秋の特別公開で金剛蔵王権現の公開を行っていた。1,000円という結構強気な価格設定だなと思ったが、本尊は大きいうえに色彩豊かで見応えがあった。また、本尊の所では、障子で仕切った空間が作られていて、落ち着いて、ゆっくり座って観れるようになっていた。

金峯山寺の本堂
金峯山寺の本堂

ちなみに、拝観料の1,000円の中には木札とエコバックが含まれている。

木札とパンフレット
木札とパンフレット
金峯山寺のエコバック
金峯山寺のエコバック

続いて吉水神社へ。ここは南北朝時代に南朝の皇居が置かれた所で、後醍醐天皇が住んでいたらしい。また、源義経が頼朝に追われた際に隠れ住んだり、豊臣秀吉が吉野で花見をした際に本陣としていたそう。ちなみにここも世界遺産。

吉水神社への坂
吉水神社への坂

この狭い部屋が後醍醐天皇の玉座だった模様。

後醍醐天皇の玉座
後醍醐天皇の玉座

ここが一目千本と呼ばれるところ。豊臣秀吉もここから桜を眺めていたのだろうが、今は秋のため全く咲いていない。そのおかげで人が少ないというのはあるが。

秋の一目千本
秋の一目千本

最後に駐車場の前にあった八十吉さんで、吉野葛をいただくことに。テラス席がメインで、眺望が良い。春は桜が綺麗なんだろう。
葛は結構弾力があり、黒蜜との相性も良く美味しくいただけた。

八十吉
八十吉

で、ブログ書いていて気付いたのが、抹茶茶碗も葛切りの皿もほうじ茶の湯のみも全部桜の絵になってる。小皿も桜を型どったものだし、おしぼりも桜。箸の巻紙も桜をイメージしたものの様子。食べてた時は葛と景色に気を取られ、器に全く気づかなかった。

八十吉の葛切り
八十吉の葛切り

秋の吉野山は人がそれほど多くなく、落ち着いて観光することができた。次は桜の時期に来てみたい。もっとも桜の時期は人が多くあまりゆっくりはできなそうだけど。

タイトルとURLをコピーしました